ある日突然 別荘暮らし

旅の途中で見つけたとある場所で 突然別荘生活を始めました。

個人情報の持ち歩き

 
 
先日某地方銀行のセールスで
 
二人連れがやってきた。
 
若い人ではなくそれらしき肩書きがありそうな
 
黒いスーツ姿の中年男
 
普通預金に置いてあるものを流用しませんか?」
 
普通預金は普段使うために置いてあるのだから
 
流用するほどの金額ではない。
 
「どれくらいあるかわかるのですか?」
 
おもむろに黒い鞄から書類を取り出した。・・・
 
 
チラリとのぞいてみると
 
私の氏名・住所・年齢・電話番号はもちろん
 
元職業・口座名・預金残高
 
口座を開くときにこちらが記入したものと思われるが
 
それを一覧表にして持ち歩くとは・・・
 
驚いた。
 
私の元職業からは考えられないことだった。
 
必ず個人資料を見るときは金庫の鍵を渡して貰い
 
見終わったらまた施錠をする。
 
ファイルなら単独のハードが金庫に入っており
 
ランには繋がっていない。
 
もちろんパスワードがかけてあり
 
同僚であっても容易には見ることができない。
 
 
そんな大切な情報を紙にして持ち歩くとは・・・
 
 
 
 
 
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